前回、自宅裏の軒先の蜂の巣退治について、発見から除去までの一部始終を記事にしました。
が、今回はもともと身内に聞いていた、植木の茂みの蜂の巣除去編です。2回目の挑戦とはいえ、状況としては危険度はさらに上で怖さ倍増。
でも1回目の経験があるおかげでメンタルも強くなっており、無事に除去に至りました。
蜂駆除は専門業者さんがいるほどで、危険を伴う作業。ご自分で対処される時はくれぐれも防御態勢をしっかり整えた上で、十分注意して臨んでくださいね。
植木の茂みの蜂の巣を探す

お盆に甥っ子が、木の茂みを指さして「この辺に蜂の巣があると思う」と教えてくれてました。それで昼間時々観察してはいました。確かにあたりをたまに1~2匹飛んでいるのは見るのだけど、「巣があるのか?」と思う程見かける頻度が少ない。
こんもりした低い茂みで、でも巣があると怖いしあまり近づけない。目を凝らして中を観察しても中は暗くてよく見えず、とりあえず巣は見当たらない。なので、2mくらいの細い棒で茂みを叩いてみたり、中をつついてみたりしてみました。すると、数匹蜂が出てきた! これは巣があると確信しました。
巣があっても位置がわからないと、確実な駆除ができません。なので近づきすぎない位置で、色々な位置からしばらく探していると、私が思ってもみなかった位置に発見! 茂みの中ではありますが、地面のすぐそばでなんと表面が見えていた。(木の枝と同じ色でわからなかった) 蜂がうごめいていたのだと思いますが、その動きで気づきました。わかった瞬間ゾッとして怖くてすぐ逃げたので、よく見ることはできなかったです。

もし自宅内で蜂の巣を見つけた時は、まずお住まいの地域の役所のHP等を確認してみてください。地域によっては駆除費用を負担してくれたり、防護服の貸し出しがあったりするそうです。
防護服準備(変更点)
準備については、ほぼ前回と同じ。
変えた点は2つ
- ゴム手+軍手 → 軍手+ゴム手
前回はゴム手の上に軍手を重ねました。反対にしたかったのですが、大きさ的に入らなかったので。でも軍手がすべりやすくて殺虫剤のスプレー缶が持ちづらかったため、再度軍手の上にゴム手で挑戦。キツキツで指を動かしづらいけれど、なんとか入りました。缶はすべりにくく安定して持てますが、指が動かしづらくてボタンを押しにくい感じはあります。 - 麦わら帽子(網付き)→ 別の網付き帽子に
麦わら帽子はボロボロで網が外れそうでもあったので、後で見つかった別の網付き帽子に。
安心感の増す防御アイテム
私の準備した防護服の中で、あったことで特に安心感が増したものをご紹介します。
- 網付き帽子

タオルほっかむりとマスク・ゴーグルをした上に、防寒着のフード2枚をかぶりました。
その上に普通の帽子をかぶるのでも十分なのかもしれません。でも顔の防御の薄いところは、ほっかむりタオル1枚とマスクだけです。厚みが足りず、もしかしたら刺されてしまうかもという心配がぬぐえず……。
そこに網付き帽子があれば、顔から離れた位置でハチを遮ることができる可能性大。かなり安心して駆除に臨めました。
- 雨雪用ブーツ(長靴がわり)

膝下を覆えるものがない場合は、厚手のズボンなどで防御。布地でできている靴ではなく、革靴など厚みがありハチの針を通さないものであれば安心かと思われます。
隙間からの蜂の侵入を防ぐ対策もお忘れなく。
今回の蜂退治は
前回同様、アシナガバチだということは確認できています。
ただ蜂のうごめきが怖すぎて、近づいて巣の確認ができず。パッと見の感じでは、巣は大きくても15cmあるかないかという印象でした。
甥っ子の報告から2週間以上経っているし、よく見ることができなかったとはいえ、あの蜂の動き様は結構な数なのではないかと。前回の軒下よりも近づくことが可能、もしかしたら巣が大きい可能性もある。危険度でいえば前回以上な気はします。
それでも自力で駆除可能な条件ではあると判断し、21時すぎに駆除第2弾決行。
一回やっているので防護服を身につける時間も早く、駆除を終えるまでにかかった時間は30分程でした。
蜂の巣が見えていてかなり近づける距離にあるとはいえ、巣穴の向きまでは確認できていません。普段から夜はつけている玄関の外灯はそのままにして、そこまで明るくはないけれど巣の位置の目印になるものは十分見える状態に。
まずは近づきすぎない位置から巣にへ向かってとにかくスプレーをかけました。出てくる蜂は見えませんでしたので、噴射し続けたまま少し近づく。すると羽音と思われるブーンという感じの音が大きくなった気がして、怖くなって退散。蜂が数匹飛んで出てきていたような気もします。
駆除はそこまでにして、明日、状態を確認することにしました。
今回もゴキブリ・ハエ・蚊退治用の殺虫剤を使用。
蜂専用スプレーは噴射距離が長かったり、拡散範囲が広かったりするので、さらに安心して使えるようです。

スズメバチ用の強力なタイプもあります

業者に頼もう!という場合は
下の項目を調べておいて業者さんにお伝えすると、話がスムーズに進むようです。
- 蜂の種類
- 蜂の巣ができた場所
- 蜂の巣の大きさ
- 蜂の巣の数
- 蜂の巣の入り口
対応地域が全国の業者さんもありますが、限定的なところもあります。いくつか見積もりを取って比較してもいいのかも。いずれにしても、早めに対処することをおすすめします。



駆除後に確認してみると

朝、遠目ではとりあえず飛んでいる蜂は確認できず。
次に2mほどの棒で茂みをたたき、蜂の巣あたりをつついてみたところ、1匹蜂が出てきました。一応ギリギリ届きそうな距離から殺虫剤を噴射。風があり少しでもかかったのかはわかりませんが、飛んでいきました。蜂の巣のそばには何匹も蜂が転がっており、中にはまだ動いているものもいます。
昼頃、茂みの付近を飛ぶ蜂が1匹いました。朝の蜂かも?と思いつつ、また殺虫剤を噴射。
戻りバチがいるかどうか、明日も観察します。
【駆除後の片づけ】
巣の付近を飛ぶ戻りバチと、蜂の巣のあった茂みと蜂の巣をつついても出てくる蜂がいなくなったのを確認して、巣を除去しました。遠くから棒でつついても取れなかったので、高枝切りバサミで切り取り。付近の蜂の死骸も直に触らず火ばさみで回収。巣を入れた袋内に殺虫剤をかけ、地域のゴミ出し方法で捨てます。(燃えるゴミでよいところが多そう)
今回の駆除の結果は
今回も無事、自力で駆除に成功しました。


こちらが今回の蜂の巣です。大きさは直径約10cmでした。
しかし回収した蜂の死骸は、な、なんと74匹!(+幼虫1匹)
これだけいたのなら、あのうごめきにも納得。本当に怖かった……。
「植木の中の蜂の巣駆除、成功」のまとめ
前回同様の方法で、自力駆除を決行。
- 巣の大きさは、自力で駆除可能範囲と判断
巣はオープンで近づける場所にあり、大きくても15cm以内のようでした - 防御態勢をきっちり整えて駆除
前回同様の防護服で、近づきすぎないようにして殺虫剤を噴射 - 戻りバチの確認
翌日~翌々日、巣のあった茂みと巣をつついてみて、戻りバチがいないことを確認
巣と蜂の死骸を回収し、ゴミとして捨てる
今回も無事、自分で駆除できました。
やる時はくれぐれも防御態勢を十分に整えた上で、ハチ退治に臨みましょう。