ミニトマトを植える時期は? 早めに購入・植え付けた苗にやるべきこと→収穫に影響大

両手で土からすくうようにして持った苗 家庭菜園
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早ければ3月下旬からミニトマトの苗が出回り始めます。だからといってもう植え付けをしても良いのでしょうか?
4月に入ると昼間は暑いくらいの日もありますが、かなり冷える日が続く時もあったりしますよね。この気温の不安定な時期の植え付けは、あまりおすすめではありません
そして早く植えた苗の葉には現れやすい変化があり、「病気か?!」と心配になってしまうことも。

私はミニトマト栽培を十数年やってきていますが、中にはうまくいかなかった年もあります。その時の経験から、ミニトマトの植え付けに適した時期と、早めに植えてしまった苗にやるべき事・購入した苗を植え付けまで保管する方法(手間を減らすやり方あり)についても書いていますので、気になる事がありましたら読んでみてください。

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ミニトマトの植え付けに良い時期とは? 早めに植えた苗はこのままで良い?

様々な苗の前に置かれたカラフルな道具(じょうろ・手袋・スコップ・熊手)

早いところは3月下旬からミニトマト苗が販売されていますが、その時期の苗はハウス栽培をしているプロの農家向けなのだそう。
家庭菜園で育てるなら4月中旬以降、初心者の方は5月のゴールデンウィークあたりに苗を購入するのがおすすめです。なぜなら苗は寒さに弱いから。早い時期に購入すると、苗が枯れてしまいやすかったり、後の成長が良くなかったりすることがあります。

定植時期はだいたい4月下旬~遅くても6月上旬くらいまでと一般的に言われています。(「昼間の気温が20~30度」が目安とのこと。地域によって温度差がありますので、参考までに。涼しいところでしたら、5~6月が適した植え付け期になります。) 中でもベストな植え付け時期は5月上旬から中旬にかけてでしょうか。私はゴールデンウィークを目安に植えるようにしています。 

早めの時期に植えてしまった時の、私の例をご紹介します。
特に知識もないまま、母から教わったゴールデンウィーク時期を目安に毎年植え付けをしていた頃のことです。4月半ばにいつも苗を購入しているホームセンターで、それまでには見かけたことのない品種を見つけたので、「時期は早いけれど、下旬に入ってすぐくらいなら植えても大丈夫だろう」と、初めて早めに植え付けをしたのです。しばらくすると葉に黒い斑点や変色している部分が出てきていて、「病気?!」とかなり慌てました。ネットで調べたところ、この症状は低温障害によるものだと判明しました。斑点などが残りはしますが、それほど気にしなくてもいいらしく一安心。しかし後でご紹介しますが、今後の成長のためにも対策はしておいた方が良いようです。

それほど気にしなくていいとはいえ、寒さで苗が弱っていたら、枯れてしまったり病気になりやすいですし、今後あまり成長が順調でなくなる場合もあるようです。対策をしてもなおその年のミニトマトの株が細めで、今までより少しひょろっとした感じに育ったのは、低温障害の影響が少しはあったのかもしれません。
また、寒い季節に植付けた場合、花が咲いてもちゃんと実がならずに落ちてしまうこともあるそうですよ。

早めに植えてしまった苗にするべきこと

畑で作業をする外国人の男性

適切な植え付け時期よりも早めに定植してしまった場合、できるだけ低温障害の影響を小さくするため、対策をしておきましょう。

低温障害対策
  • 風よけを作る
    風があると体感温度がさらに下がるため、できれば苗に風除けを作りましょう。苗の周りに割りばしなどで数本支柱を立て、お米の袋などやや厚手の袋の上下を切り取ってかぶせ、飛ばないよう固定します。
    最近ネットを検索していると、ふたを外した2ℓとかの大きなぺットボトルの底を切り取り、下の方が少し土に埋まるように苗にかぶせている方がいて、あったまいい!と関心しました。
  • 土の保温
    できるのであれば、苗の周囲にマルチやわらなどを敷くと、土の保温になります。

植え付け前の苗の保管方法

苗ポットが整然と並んでいる

苗購入の時期としておすすめなのは、4月後半からゴールデンウィークあたりでしょうか。5月いっぱい~6月初めくらいまで、苗は売られていると思いますので、出始め時期に慌てなくても大丈夫です。ですが、人気の品種や珍しい苗はすぐに売り切れてしまったりするので、早い時期に購入してしまうこともあると思います。そういった場合は、早く植えてしまうよりも苗を保管しておき、適した時期に植える方が、その後順調に成長します。

植え付け時期までに苗を保管しておくおすすめの場所は、日当たりが良く風の当たらない所。外に出しっぱなしにしているよりは、玄関などどこでも良いので、風の当たらない所に置いておきましょう。(プランターに植え付けた苗も同様です。暖かくなるまで家の中に置いておくなら、風除けは必要ありません。)
苗のポットは小さくて土が乾きやすいですし、一般的には「水やりをこまめに行いましょう」となっております。が、私は水やりの手間と土が乾燥する心配を減らしたいため、次のような方法をとっています。

苗の手抜き保管方法

少し高さのある大きめの入れ物に水を1㎝ほど張り、その中にポットを置く
入れ物が広いと水の蒸発が遅めになります
入れ物は深くてもかまいませんが、水位が高いと根腐れにつながる恐れがありますので、お気をつけください

植え付け前にやっておくと良いこと(収穫に影響大)

耕している途中の畑に刺さったスコップ

苗を植える時期も重要ですが、それよりも重要なのが「土づくり」です。
土の良し悪しは収穫に大きく影響を及ぼします。「結構大変だし、今年は何もしないで地植えしちゃえ~」と、固いままの畑に植えた年のミニトマトの生育は散々で、土がいかに大切かがわかりました。まず、適した時期に植えていても、早く植えた時より株がひょろひょろ。実はなっても数が少なく、それまでの年とは雲泥の差、しかも小さくて固いのです。
畑でもプランターでも、土づくりは最も重要といってもいいかもしれません。今後の世話が少しいい加減になるよりも、土づくりができていない方が収穫に影響が出ますので、そのあたりもぜひ気にとめておいてくださいね。

土づくりの方法については、順にご紹介していきます。

すべてやらなくても、これだけは!という部分だけでもやっていただくと、よりうれしい収穫期を迎えられると思います。
土づくりの方法によっては、植え付けまで2週間ほど期間を必要としますので、余裕を持ってやってくださいね。

「ミニトマトを植える時期は? 早めに購入・植え付けた苗にやるべきこと→収穫に影響大」のまとめ

  • ミニトマトの植え付けに良い時期とは? 早めに植えた苗はこのままで良い?
    ベストなのは5月上旬から中旬にかけて
    温度差により地域によって適する時期は違います(一般的には4月下旬~遅くても6月上旬くらいまで)
    早めに植えた苗は低温障害を受けやすいため、今後の成長のためにも対策をした方が良い
  • 早めに植えてしまった苗にするべきこと
    風除けを作る
    できれば土の保温
  • 植え付け前の苗の保管方法
    苗購入の時期としておすすめなのは、4月後半からゴールデンウィークあたり
    苗を保管しておくおすすめの場所は、日当たりが良く風の当たらない所(プランターに植え付けた苗も同様)
    「少し高さのある大きめの入れ物に水を1㎝ほど張り、その中にポットを置く」方法だと、水やりの手間を減らせます。
  • 植え付け前にやっておくと良いこと(収穫に影響大)
    土づくり!(別記事で順次UP予定)

ミニトマトは手軽に栽培できるものでもありますが、おいしい実をたくさん収穫しようとするなら、手をかけたりこだわることもできる野菜です。
とりあえずやってみたいと思われている方、今がちょうど始め時ですよ~。