そのにんにく、簡単に家庭菜園できるかも? ペットボトルに植え付けて栽培

白い背景に白いにんにくの球と一片 家庭菜園
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にんにくはできれば新鮮なものを使いたい。
常温でかなりの長期保存は可能ですが、限界はある。冷凍以外になんとかいい保存方法はないものか?と常々考えております。その解決法はまだ見つからないのですが、「新鮮なもの」と考えた時に、家で育てられないかなと思いまして、調べてみるとかなりお手軽にできるらしい……。

一番楽そうな方法でこの度初めて挑戦してみたところ、無事芽が出ました! ミニトマトの畑栽培に比べたら、とんでもない楽さ。これでうまくいったらなんて楽しいことか、と思います。しかも家にある余りにんにくが使えるのです。
今ならまだ植え付けても間に合うかも。とりあえず植え付け~発芽までをまとめてみましたので、興味がある方はぜひ。

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始まりは「にんにく保存問題」

壁のフックに吊り下げられたにんにくの束

にんにくはたまに料理で使いますが、チューブやガーリックチップはどうも好きになれず、生を使いたい派です。
一回に必要な量は一片二片ほどなので、2~3個セットで売られているにんにくだと、使い切るまでには相当時間がかかります。そのまま常温で置いておくと、かなり日持ちはするのですが、最終的には乾燥が進み小さくカッチカチになって使い物にならなくなる。なので仕方なく一部は冷凍したりもしていますが、生の方が香りも良い気がしますし、切ったりすりおろしたりしたりもしやすいように感じて好きなので、できれば吊るして保存しているものを使いたい。でも使う頻度がそんなに多くはないので残りを吊ったままだめにしてしまい、また買わなければならないということの繰り返し……。

理想は新鮮なものを使うことなので、にんにくが家庭菜園でできればいいのになぁと思いました。まぁ、収穫の時期は決まっているだろうし、採りたてを使える時期も長くはないでしょうし、結局長期保存となると冷凍するしか思いつかないので、新鮮なものを使い続けることに対しての根本的な解決策にはならないのですけどね……。

それでも素人が畑で作れるのかなぁという思いがあり、YouTubeのおすすめにもにんにく栽培の動画が出てきたりしていて(ミニトマト栽培関係のものを見ていた関連か?)、どうやらそんなに難しくないらしい。というより、ペットボトルでも育つらしい! そんなにお手軽にできるのならやってみよう、ということで情報収集から始めました。
プランター栽培も紹介されていましたが、小さめの物でも結構土の量もいるし、準備だけでもなかなか大変。移動も重くてイヤ。初めてで成功するかもわからないし、一番お手軽そうなペットボトル栽培を紹介していた、しばみゆさんの動画を一番参考にしました。

にんにく栽培は意外と簡単???

基本的には9~10月に植え付け、水やりと11月と2月の2回追肥をするだけで良いらしいです。

にんにくは比較的寒さに強いようなのですが、土が凍ったりするのは良くないらく、しばみゆさんは寒さ対策として冬支度をされていました。「DAISOのクリア収納バッグ(300円)」を使った、すばらしく簡単な即席ビニールハウス。なんという画期的な使い方! ぜひ真似したい。
うちは家の裏が簡易的な物置?となっていまして、雨風がしのげるような作りになっているので、もしかしたら冬はそこに移動させるだけでも良いのかも。

畑栽培も考えたのですが、にんにくの収穫が5月下旬~6月頃なので、ミニトマト栽培と重なってしまうためやめました。にんにく栽培後の土はトマト・なす・きゅうり栽培に良い(連作障害対策としても)とのことなので、翌年の春植え付ける時にその場所を使うのもいいですし、なす・きゅうりは夏植えして秋採りできる品種であれば、ニンニク収穫後の畑をすぐに利用できます。

注意点

品種に気をつける

暖地でホワイト6片(寒冷地用)の栽培は失敗しやすいらしいです。
にんにくは寒地系・暖地系の品種があるとのことで、気候に合った品種でないとうまく育たないようです。特に寒冷地向きの品種は暖地での栽培が難しいよう。「Theにんにく」という感じのホワイト6片は大きいしいいなぁと思うので、私も知らなかったら一番に選んでいそうでしたが、先に知ることができて良かったです。

植え付け時期の気温に注意!(特に9月)


にんにくは25度以上になると休眠状態に入るため、発芽しないでそのまま腐ってしまうことがあるそうです。また、まだ暑い時期に植え付けると、病気にもかかりやすいとのこと。なので、最高気温が25度以下になってきてから植え付けをするようにしましょう。
今年は10月に入っても暑い日がかなりあり様子を見ていたのですが、植える予定のにんにくに試していたこともあって、私の植え付けは10月20日になりました。

にんにくを傷つけないように

にんにくは1片にバラして植えます。皮はむいてもむかなくても良いとのこと。薄皮までむいてつるつるの状態で植えると芽が出るのが早いそうなので、植え付け時期が遅くなってしまった場合にはおすすめ。
ただ、皮をむく時に気をつけないと、にんにくに傷がついてしまうと病気になりやすくなったり、先端を傷つけてしまっていた場合芽が出ないということもあるようです。つるっとしてきれいなものを選びましょう。1片が大きい方が、収穫できるにんにくも大きいそうです。

このにんにくから芽が出るのか?

植え付けるにんにくですが、種にんにくとして球のままやバラしてあるものがネットに入って数百円で売っているそうです。
が、私は「とりあえずお試しでやってみたい」というくらいで、うまくいくかもわからないし、というより、そもそもうちで消費するにんにくの量なんて1年でも大した個数ではなく、種がそんなにあってもかえって困る……。
なので、買ってから数ヶ月、家の裏で吊るし干されたままのこの食べる用のにんにくはどうなの?と思いまして。風通しの良いところで見事にカッサカサのカッピカピのカッチカチなご様子ですが、産地はお隣の県でホワイト6片とかではなさそう。(特に記載なし) 暖地系種だろうから芽が出たら育つのでは?と考え、とりあえず根が出ることが確認できたら植えてみようと思いました。

実際に水に1日浸けてから植え付けるというやり方もあるらしく、水を入れたグラスに薄皮をむいたにんにくを入れて放置。1日経っての様子は根っぽいものが出てるような感じではあるが、はっきりしない……。
もう少し様子を見たいけれど、長時間水に浸かりっ放しでは腐ってしまうかもとちょっと怖くて、おしりのところだけが水に浸かるようにしてもう1日様子見。2日で下の写真のように立派に根が確認できました。大きい方はちょっとだけ芽も見えています。
どちらもお隣県産のにんにくで2つの別地域育ちのものがあったので、1個ずつ植えることにしました。2つとも球の中では大きいものを選んだのですが、結構差があります。

あれだけカッサカサのにんにくだけど生きてた!ので植え付けをしました。(常温保存していたものなら十分育つ可能性あり。縮んでいるようなものはダメかも。冷凍したものは×。)

ちなみにこの章の見出し下のにんにくの画像が、根を確認した1片を取った後のものです。

とりあえず植えてみる

準備するもの

  • にんにく(1片ごとにバラす)
  • ペットボトル(2ℓ)、プランター、または畑
  • 土:底土用として中玉のもの少量、野菜用の土などお好みのもの
  • 道具:穴開け用のキリ(錐)など、テープ・受け皿(必要であれば)

ペットボトルを加工

  • ペットボトルの肩のあたりから上を切り離す
    切り口が危なそうと思う場合は、縁を覆うようにテープを貼って切断面を保護。(私は省略)
  • 穴をあける
    底と側面(下の方)にキリ(錐)などで水抜きの穴を開けます。
    私は底に8個、側面(すべての面)に2個ずつにしました。

キリを刺す時は気をつけて! 位置を決めたら垂直にキリを当て、ゆっくり押し回す感じで貫通させましょう。(回すというか、グリグリすればOK) キリがかなり滑りやすいので、慎重に。ゆっくりやっているにもかかわらず、力が入ると滑り手を刺すこと数回。少しだけ血がにじみました。

土を入れる

にんにく栽培の土について
  • にんにくは過湿が嫌い
    水はけの良い土を使いましょう。水やりも注意した方が良さそう。にんにくは乾燥にはある程度強いらしいです。
  • 肥料について
    ⇒ 肥沃な土が良いと書いているものもありますし、しばみゆさんによると「肥料のやりすぎには注意」とのこと。この辺は好みでしょうか?
  • 底土を入れる
    底から3cm程、通気性と排水性が高く粒が大きめの土を入れる。
    しばみゆさんは、中玉の鹿沼土を使っておられました。鹿沼土がうちになく、たぶん中玉程度の大きさと思われるボラ土があったので私はそれを使用。
  • 土を入れる
    底土の上に「野菜の土」などとして販売されている土など、好みのものを入れます。(排水性が良いものを!
    私はミニトマトを植えていた畑の土に牛糞堆肥(NPKが1:1:1)を少し混ぜたものを入れました。しかしにんにくを植え付け水やりをしたところ、土に水が浸透していかない! ずいぶん待っても半分の高さあたりまでいくのがやっとで、表面の水はたまったまま。このままでは下から水が抜けそうにありません。
    ということで、土入れやり直し! 細いスコップでペットボトルから畑の土を取り出し、中玉程度の赤玉土をかなり混ぜ込んで再度土入れ。
  • 植え付け
    土の真ん中に穴を開け、にんにくのとがった方を上にして置きます。にんにくの先端から3cm~5cm程覆われるように土をかぶせ、軽く押さえます。
  • 水やり
    底に開けた穴から水が抜けるまで水やり。泥水が抜けますので、置いた場所が汚れない方が良い方は、受け皿になるものを準備しておいてください。

日当たりの良いところに置いたら作業終了。

芽が出た!

  • 10/20
    植え付け
  • 10/21~22
    朝に見に行った時は何も変化なし。土の様子もまだ湿っている感じがあったので、水やりもせず。
  • 10/24
    芽が出てる!
    大きい方のにんにく芽が出ていました。しかも結構長い。昨日見るのを忘れていたので、たぶん昨日出てたんだろうと思います。出たてを見られなくて残念……。
  • 10/25
    小さいにんにくの方も無事小さい芽が出ました!

「にんにくは簡単に栽培できるかも? ペットボトルで家庭菜園」のまとめ

  • にんにくはなかなかのお世話いらず
  • 注意点
    ・気候に合った品種を選ぶ
    ・植え付け時期の気温
    ・にんにくに傷をつけない(特に先端)
  • ペットボトル栽培も可能
  • 使いかけのそのにんにくが使えます

芽が出て一安心ですが、土の排水性がいまいちなのが気にかかっています。過湿とならないよう、水やりには気をつけようと思っていますが、どこまでうまく育つでしょうか……。

順調にいけば、今後のお世話についての記事(やることはそれほどないのですが)も書いていきたいと思っています。記事が続かなかった場合は……、そういうことだとお察しくださいませ……。