ミニトマトの収穫・摘芯~わき芽掻きをちょっと楽にする方法も~

塀の上に横に並べられた7個の赤いミニトマト 家庭菜園
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家庭菜園だからこそできる、「完熟してからの収穫」。
実が色づいていても、時期によって状態にちょっとした差があることをご存じでしょうか。私が思う「収穫に最適な時期と注意点」について記事にしてみました。

摘芯についてと、わき芽掻きの時間を少し短縮できる方法も紹介しています。複数仕立ての株には、なかなか使えるのではないでしょうか。

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収穫に最適な時期は?

家庭菜園なら実全体がしっかり色づいてから収穫する方が多いのでは。
同じ色づいた実でも、下から実を持って軸を中心に少し回すように動かすと、中には簡単に枝から離れるものがあります。それが私はちょうど採り時のように思うので、そうなるまで待つようにしています。
そこまで待った実は雨が降ると割れやすいので、翌日雨が降りそうな時は早めに収穫するなど、天気も気にしておくと良いです。

また、茎の先端近くになった実は、とても小さいまま色づいてしまうものもあります。それらはわりとしっかり枝についたままで、かなり待っていても枝から離れる気配がなかったりします。そういった実で十分すぎるほど色づいている感じがあれば、離れづらくても収穫した方が良いかもしれません。
簡単に離れる時を待っている間に傷み始めたりすることがありますので、色づきの状態も頼りに採る時期を見極めていくと良いと思います。
小さくて少し固めの実の中には、びっくりするくらい甘くておいしいものがあったりします。

他にも、オレンジ色のうちに収穫して赤く色づくまで待つ方がより甘くなる、という話も聞いたことがあります。みなさんはどういうタイミングの収穫がお好みでしょうか?

摘芯のやり方

地植えなら何もしなくても、11月くらいまで細々となら収穫を続けられます。しかし株が支柱の高さを越えたり、満足いく収穫ができてもうそろそろいいかなと思えば、摘芯をして栽培を終わらせることもできます。
摘芯の方法は、最後とする実の2つ上の葉の上で主枝を切ります

*支柱の長さが足りないからといって、摘芯をしなければならないということはありません。先端が支柱の一番上まで届いたら、上から下に伸ばしていくだけで栽培を続けられます。

わき芽掻きがちょっと楽になる方法

わき芽を使った複数仕立てで育てていて、雨などでお世話の期間が少し長く空いてしまうと、掻くはずのわき芽が何本もかなりの大きさに育っています。どれが主枝でどのわき芽を伸ばしていたのか、パッと見ではわかりづらいというのもありますが、伸ばしている茎を間違って掻いてしまわないよう入念に確認していると、わき芽掻きだけでも結構時間がかかってしまいます。

勤めていた時は出勤前に慌ただしくやっていましたが、ある日「目印をつけること」を思いつきました。伸ばしている茎の生長点付近に目立つ色のリボンやひもをゆるく結ぶのです。私の畑は株間がそんなに取れてはおらず、3株をそれぞれ2本仕立てで育てているので、かなり葉が混み合ってきます。生長点を探すにも、根っこから茎をたどって確認しなければならないこともしばしばで、これが思ったより時間がかかるのです。そういった環境ではこの「目印作戦」はかなり効果的で、印付近のわき芽以外は確認せずとも掻き取ることができて、かなりお世話の時間が短縮されました。

注意点

ほぼ生長点の位置に結ぶとなると、印のひもの輪っかに余裕がなくなるのが怖くて、どうしても普通の茎の誘引以上にゆるめに結んでしまうのです。すると時々外れていることがあって「あぁ~……」ということに。
ここで重要なのが、ひもの材質です。外れやすさにかなり影響します。実際使ってみて良くなかった、次のような特徴のひもは避けた方が無難です。

  • ハリがあってしなやかさがあまりないリボン
    結びやすいけれど、ゆるく結ぶため、ハリで元に戻りやすく特に外れやすい
  • 裂けるタイプのひも(古新聞をまとめたり、ポンポン作りに使われる半透明の)
    細くして使っても、結び替えているうちに裂けてきて、扱いづらくなる

先日もリボンが外れていたので、試しにビニタイ(というらしい。お菓子の入った袋の口などをねじって留めている、ワイヤー入りの帯のようなもの。金色のものをよく見ます。)を使ってみました。検証の結果、ゆるめにしていても外れないところは良い。しかし、留めるのも外すのも「ねじる」という動作が「結ぶ」よりもちょっと手間に感じます。そしてビニタイは、ある程度長めでないと使いづらいです。
目立つ色のやわらかいひもやリボンが一番使いやすい気がします。

実の付いた枝が折れた、その後……

先日母が誘引した位置が悪く、主枝から分かれて伸びた実の付いていた枝が折れてしまいました。主枝の折れは何度か経験していて、がっちり固定のみで毎回乗り切ってこれましたが、この細い枝の折れは初めてです。主枝同様、セロテープで固定をしましたが、なんせ細いもので、ぴったり元の位置に戻せているのかもよくわからない状態。
できるだけのことはやりましたが、先の方についていた小さい実は間もなく枯れてしまいました。主枝からすぐの少し大きかった実は青く、まだ生きてはいるようでしたが、枝先の実が枯れてしまっているし期待はできません。(というより希望を持っていて枯れてしまうと悲しいので、たぶんだめだろうなぁと思うようにしていました)
その実の状態がこちらです。

どこまで持ちこたえてくれるかはわかりませんが、まだ生きています。この株の第一果房なので、実が付いたとはいえ育ってくれないと後々の実に影響がでるのか?とか、考えるともやもやした気持ちになっていたのですが、何とか大丈夫なようです。

その後、第二果房以降も順調に実がつき始めました。折れた部分の実はそれらよりは小さいのですが、上の写真の時よりも色づいて収穫までこぎつけることができ、改めてトマトの強さを感じました。
どこが折れてもあきらめないで「がっちり固定」、してみてくださいね。

「ミニトマトの収穫・摘芯~わき芽掻きの時短方法も~」のまとめ

  • 私が思う収穫の時期
    色づいた実を触ってみて、ポロッと取れる時
    雨が降ると割れやすいので、翌日の天気も考慮して収穫を
  • 摘芯
    ・無理にやる必要はない
    ・最後にする予定の実の上の2つの葉の上の茎を切る
  • わき芽掻きの時短方法
    主枝と伸ばしているわき芽の生長点付近に、目印のリボンやひもを結ぶ
  • 実のついた枝が折れたら
    「がっちり固定」でいくつかの実は救える

これにて一旦ミニトマト栽培の記事は終了です。また新たにお伝えしたいことが出てきたら、記事にしたいと思っています。